病室からこうやってブログを更新出来るのは本当に嬉しい事だ。

みんなにあまり心配を掛けたくないので言わなかったのだが、

実は肝臓の数値がかなりヤバく、

２回やった検査で右肩下がりの数値があった。

ドクターから
「この調子で明日の検査で数値が下がり続けると重篤になる可能性があります。

今こんな元気にされていますが、私が今診ている患者の中で一番心配です。

出張している部長にも相談しておりますので自覚してください」

と、すごく神妙な面持ちで言われた・・・

そして、僕の四肢の痛みの原因が解らない・・・

さらに目の上に赤い斑紋ができてきた・・・

色々調べたら目の上の赤い斑紋と筋肉の痛みが膠原病の皮膚筋炎の症状と一致しているのではないか？

ドクターに聞いてみると私もそれを疑っています。月曜日に膠原病の先生に診てもらいます。

との事・・・ヤバすぎる・・・



ネットで色々調べてみたら、

僕の状態で重篤化する可能性は30%

そして重篤化して死亡する確率は70〜80%。



しかも夜中痛みで何回も起きるくらい肩の痛みが半端なく、こいつの原因が膠原病だとしたら・・・



え？？俺、死ぬの？？

マジか？？

生まれて初めて死というものに直面した・・・


皆さんも死と向き合った経験がある方は少ないでしょう・・・


来週、生命保険の契約だったのにせめて一週間ずれてくれれば、家族に多少残せるものがあったのに・・・

女将に大変な心配をかけて泣かせてしまった・・・

せめてチビが成人になるまであと10年は生きたい。


それに、両親に対しても申し訳ない気持ちで一杯になった。

ただでさえ一人っ子で生きてきて

決して大人しい性格の子供ではないので今まで心配ばかりかけてるのに・・・

そこへきて子供が親より早く死ぬなんてとんでもない親不孝だ。


お店はどうなるんだ？？

とりあえず女将を代表にしてスタッフに頑張ってもらうしかない・・・

ごめん。みんな・・・


色々、悪い事が頭を巡る・・・巡るのは最悪の状況だ・・・

まだ、僕にはやり残している事が沢山ある・・・

昨年は僕にとって本当にいい年だった。

すばらしい仲間に囲まれ、

シマノ鈴鹿で優勝するし、

ホノルルセンチュリーライドにも参加できたし、

欲しかった車も手に入れた、

家族とも仲良くできている。

僕は今、本当に幸せだと心から思っていた。

神様が与えた最後の幸せだったのか・・・？

そうか・・・こんな幸せな日々はそう続かないか・・・そうだよな・・・

もしうまく治ったら今まで以上に家族を大事にしよう。

女将の涙をみてそう思った・・・






そんな落ち込んでいるところへiPhoneにメッセージが・・・


カナーンからである。


「店長！ラルプのタイム更新しましたので退院したら更新してください！」




・・・・・・・・・・(-_-ﾒ;)



や、奴は退院したらシメてやる・・・

シメるには生きなければ・・・






なかなか寝付けない夜を過ごし、朝から検査・・・

祈るしかなかった・・・

結果が出るまでの２時間くらい生きた心地がしなかった・・・

そして結果が来た。



ドクターの顔が和らいでいた。


「助かりました。これでとりあえずは重篤化しないでしょう・・・」


助かった・・・生きられる・・・今のところ膠原病の疑いもなし。

肝臓の数値がよくなったら四肢の痛みも消えるでしょうとの事です。

強行してしまなみ海道ツアーに行ってたらまたその晩にビール飲みまくって死んでるとこだった・・・



生きられるという事に感謝感謝。

人生いつ終わるか解らない。

やり残す事のないようにやりたい事はすぐに実行しよう。

もっと遊ぼう！（いつも遊んでるやん！って言わないで・・・）

家族と旅行もいっぱい行こう！（去年行ってたやん！って言わないで・・・）

欲しいものはすぐ買おう！（いつもすぐ買ってるやん！って言わないで・・・）


人生は儚いものだから・・・


我が人生に一片の悔いなし！と思えるように・・・